林野火災が多発しています!
例年、3月から5月かけては、空気が乾燥するうえ風の強い日も多く、山火事の起きやすい気象状態が続くと見込まれます。
岩手県内では、令和6年1月1日から4月25日までに発生した林野火災は16件となっており、4月13日と15日の火災では、それぞれ1名の方が犠牲となっています。
宮古消防本部管内でも、これまでに3件の林野火災が発生しており、これらは全て4月に発生しています。特に宮古市刈屋地区で発生した林野火災は、広範囲に延焼拡大し、鎮火まで9日間を要しました。このことから、岩手県山火事防止対策推進協議会において「山火事警戒宣言」が発令されています。
山火事のほとんどが、火の取扱いの不注意から発生しています。
山火事は一旦発生するとその消火は容易ではなく、一瞬にして多くの貴重な森林を失い、その回復には長い年月と多くの労力を必要とします。
行楽や山菜取りなどで山に入る方や、山の近くで作業をする方などは、山火事の危険性を十分認識し、特に、強風時や乾燥時には、たき火や野焼き等火の使用は絶対行わない、たばこの投げ捨ては絶対行わないなど、今一度、一人ひとりが火の取扱いに注意し、山火事防止にご協力をお願いします。
山火事予防のポイント
強風時、乾燥時には、たき火・野焼き・火入れをしない
▶飛び火によって離れたところへ燃え広がる可能性があります。
※田畑の枯草等の焼却を行う場合は、事前に消防署への届出が必要です。※火入れを行う際は、市町村長の許可が必要です。
消火するまでその場を離れない
▶目を離した瞬間に燃え広がる可能性があります。
前もって消火用具の準備を
▶たき火や野焼きは一人で行わず、必ず消火用具を準備しておきましょう。
たばこはマナーを守って
▶指定された場所以外での喫煙はやめましょう。
▶吸い殻は必ず消し、投げ捨ては絶対にやめましょう。